この善光寺磨崖仏は五体一組となっています。一番大きいのが不動明王で、 日本最大、日本一の磨崖仏と言われており、足元から11.4メートルあります。 不動明王の左右に童子が二体あり、右がこんがら童子、左がせいたか童子と呼ばれています。約750年前に造られたものです。 右の方に目をやると、能舞台の隣に護摩堂があり、そのお堂の左に弁財天があったが今はありません。 また、お堂の右には多聞天があります。これは今でもはっきりと見ることができ、これで五体となります。 6月の紫陽花(あじさい)の花が咲き誇る頃には、見事に磨崖仏を引き立てます。