事業説明 ふるさと薬膳あじか野 竹田市移住・交流による地域活性化支援事業 刈小野自治会

事業説明 竹田市移住・交流による地域活性化支援事業

テーマ


野焼きの復活とダム周辺の観光集客プロジェクト ~都市等の他地域の住民との交流を促進する事業~


概要

 全国でも指折りの超高齢化社会(高齢化率40%超え)となった大分県竹田市において、 その中でも上位から3番目の高齢化率(51.5%)の宮城地区があります。 農業が主幹産業である農産村地域であり、高齢化、後継者不足、少子化により 地域の大事な行事である農道や水路の整備、環境維持のために行われる採草地の 野焼きなどができなくなった小規模地域が増えつつある地区です。 また、度重なる豪雨災害を未然に防ぐための治水ダムが2基(内1基は計画中)の 整備が行われており、大自然に囲まれた景観豊かなダムの村とも言えます。 その中でも、治水ダムが完成した刈小野では、ダム建設に伴い農地が減少し、 産業転換が上手くいかない等の問題を抱えています。

稲葉ダム

 昭和30年代当時は米作や牛、高冷地野菜、椎茸、特産のカボス栽培などで活気あふれた 地区であったが、今一度、この地域にある素晴らしい資源を活用した地域コミュニティ作り に取り組み、元気を取り戻そうとしています。

 そこで、失われた地域コミュニティ再生のため、他地域の住民の参加による野焼きなどの イベント開催や農家レストランの立ち上げなど食の提供の拠点整備による、 当地域の豊かな自然や地域住民の温かさなどを伝えることで、移住・定住者希望者への 「宮城・刈小野地区」を知ってもらうきっかけづくりを行っています。

参加者


具体的な事業内容として

絶滅危惧種のヤツシロソウの群生地でもあり、里山保全等環境問題にも取り組んでいます。山野草の散策道・自然観察道の整備等も行います。

あじか野

 また、ダム周辺にある農産加工施設の「あじさい農産加工所」では、もち、まんじゅうなどの農産加工品の生産が 行われており、道の駅等で販売されている。現在、同施設で農家レストランの整備が行われており、 地元の旬の野菜や野焼き後の採草地でできる山菜等を使った薬膳まんじゅうバイキングにも取り組んでいます。 野焼きボランティアツアーや山菜狩りツアー、味噌づくりや農業体験ツアーなどを実施した場合の 食の提供場所として、また、情報発信の拠点として整備を支援していきます。


「野焼きの復活に取り組んだ村」→大分県竹田市宮城・刈小野MAP